伝統工芸 截金(きりかね)

作品名 截金彩色飾筥「旧市街」


解説

素材:桐・岩絵具・金箔・プラチナ箔
寸法:幅16×高さ9.8×奥行16cm

5角形の桐の箱の上に日本画の天然絵具で彩色し、金箔・プラチナ箔で截金を施しました。
モチーフはモロッコのマラケシュという街の旧市街です。
赤い土壁と城壁に囲まれ、しかし一度扉を開くと、天国のように美しい中庭と幾何学紋様のタイルが広がります。
内側には中庭に植えられているオレンジの木を配して内と外の関係を楽しんでいただけるよう想を凝らしました。
その面白さ、ネガティブなニュースでばかり伝えられがちなイスラム圏や北アフリカの美しさを伝えたくて、こういう作品を作っています。

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